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- 視力について
視力
視力は2点を識別する目の能力です。最小視角(角度は分で表す)の逆数で表します。
最小視角=1′だと視力=1.0
最小視角=2′だと視力=0.5
最小視角=5′だと視力=0.2
などとなります。
検査距離5mだと2点の距離=1.5mmが最小視角=1′であり視力=1.0となります。
視力表のCの形をしたものをランドルト環と呼びます。
そのCの切れている距離が1.5mmのものを5m離れたところから判別できれば視力=1.0です。乱視がある場合ランドルト環の隙間が上下方向にあるか水平方向にあるかによって見えたり見えなかったりします。それは乱視が水平方向であるか上下方向にあるかにより起こります。そのためか視力検査では4方向のランドルト環のうち半数以上わかれば、そこをその人の視力とします。乱視があればランドルト環の方向によって見えたり見えなかったりするのである程度納得のいく視力の決め方だとおもいます。
視力には眼鏡レンズやコンタクトレンズで矯正する矯正視力と矯正しない裸眼視力があります。眼科的には矯正視力の方を視力といいます。矯正視力を知ることでその目の潜在的な見る能力がある程度分かるためでしょう。しかし毎日の診療のなかでは患者さんからは裸眼視力がいくつかという質問しかきません。患者さんと医師とでは視力だけをとってみても関心の持ち方は違うようです。
眼瞼の悪性腫瘍
- 1.基底細胞がん
- 色素沈着を伴っていてしばしば中央に潰瘍を形成します。
転移しません。 - 2.扁平上皮がん
- 小さい時は角化傾向の強い乳腺腫みたいですが、大きくなると潰瘍をともなって出血します。
リンパ節に転移しやすいです。 - 3.脂腺がん
- 黄色を帯びた霰粒腫のような腺がんです。何度も再発する霰粒腫には注意が必要です。
転移します。 - 4.悪性黒色腫
- ほくろから発生することが多く転移しやすく悪性度も高いです。
広範囲の切除となります。